ツォツィ
今年のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞した、南アフリカが舞台の映画=写真。「ツォツィ」とは南アフリカのスラングで「ギャング」の意味。主人公の少年は本当の名前を隠し、自分のことを「ツォツィ」と呼んでいる。
ヨハネスブルクのスラム街で、仲間とともに、裕福な人々の金品を容赦ない方法で奪って生きてきた彼は、ある日、強烈な出会いを経験する。盗んだBMWの後部座席に赤ん坊が乗っていたのだ。動揺した彼は、しばらく赤ん坊と対面した後、奪った物と一緒に赤ん坊を持ち帰る。その日から、愛することとは無縁だったツォツィの心の中で、何かが変わりはじめる…。14日公開。
【ここをチェック!】監督は次作でハリウッド・デビューを果たす南アフリカ出身のギャビン・フッド。同じく南アフリカ出身の、「血の絆」などで知られる劇作家アソル・フガードの原作を見事に脚色、演出している。今後が楽しみな監督だ。
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